18日に行われた長男の卒業式。
懐かしの我が母校も老朽化が進み、2012年8月の竣工を目指し全面改築する計画だ。
何気に自分が卒業した年月を数えてギョッとする。
「27年もたっとる・・・」
げっ
既に取り壊された体育館の代わりに、教室と廊下の間にある「プレイルーム」と呼ばれる場所での授与式。
時代は変れど、授与式の風景は昔と何ら変わらんな。
式も終盤に差し掛かり、卒業生の合唱が始まった。
聞きなれない合唱曲だったが響き渡る子供たちの歌声に感動した。
「いい歌だね」
「荒れてた中学の先生達が作ったっていうんだよね。」
「ふ~ん」
合唱曲「旅立ちの日に」
【概要】
1991年。埼玉県秩父市立影森中学校の教員よって作られた卒業式の合唱曲。
校長だった小島登は荒れていた学校に「歌声の響く学校」にすることを目指し、合唱の機会を増やす。
3年後の1991年2月下旬。
音楽教諭だった坂本浩美は卒業生たちの為に曲を作ってあげたいとの思いから作詞を校長に依頼する。
私にそんなセンスはないと言いつつ、翌日、坂本の机の上には校長の作った詩が置いてある。
その詩に感激した坂本は、その後、授業の空き時間に楽曲制作に取り組むと、旋律が湧き出るように思い浮かび、実際の楽曲制作に要した時間は
15分程度だったという。
最初はたった一度きり、「3年生を送る会」で教職員たちから卒業生に向けて歌うためのサプライズ曲のはずであったが、その翌年からは
生徒たちが歌うようになる。
その後、しばらくは影森中学だけの合唱曲であったが口コミで知れ渡り、1998年頃までには全国の学校で歌われる
ようになった。
そんな素晴らしい影森中学の先生たちが実際に歌った当時の映像が
これだぁ~。
ちょっと短かったんでSMAPのカバーをどうぞ。
こんな素敵な先生たちがいたなんて。
本当の願いとか想いは波及するんですね。
19年前の出来事に感動しました。