電線地中化工事によって、シンボルの柳の木が伐根されて以来、
「なんで、柳町に柳がないんだ!」
という地元の要望で再度、復活。
今回の植栽工事、「柳原」にある弊社が施工させて頂きます。
皆さん、柳といえば幽霊なんて言わないで下さい。柳の木は立派な陽木なんです。
幽霊の持つ「陰」の気配を中和する「陽」のパワーを持つ陽木です。
陰陽思想と呼ばれる釣り合いを考えた組合せですね。
なので、柳の下にオバケのQ太郎ではふさわしくないんです。
昭和の名曲「東京行進曲」で唄われた銀座の柳。今回の主役です。
東京に初めて並木ができたのはレンガ作りが立ち並ぶ銀座通りだったそうです。
今は練馬にある東京国道事務所に移植され、大切に保管されています。
そんな、由緒ある柳の木を2本頂きに、東京まで堀取りに行きました。
中電長野支店から西方面の植樹帯はケヤキが植えられています。
竹ボウキを逆さまにした様な樹姿で「ムサシノケヤキ」という種類のケヤキです。
大通りの中央分離帯にある様な大きく成長するケヤキとは種類が違います。
成長が早く、アブラムシがたかり易いシダレヤナギ。
当初は全線、ケヤキを植樹する予定だった様です。
念願叶った柳の木を自ら植樹しようと、地元の区長さんや子供たちが集まり植樹式がささやかに開かれました。
こんな感じに信毎にも載ってます。
電線を地中に埋める電線共同溝工事が発端の公共工事。
柳の木が街の風景として大きく存在するのには、もう少し時間がかかりそうです。