今年も残すところあとわずかとなりました。
多くの方々の支えのなかで年末を迎えられたことに感謝申し上げます。
【AM7:29 12月28日】
【加速する1年】
「本当に一年は『あっ』という間」
年末になるとこんな会話が聞こえてきます。
年を重ねるごとに加速していく感覚は誰もが感じるまぎれもない事実。
この感覚を心理学の切り口から説明している『ジャネーの法則』というのがあります。
5歳児にとっての1年は人生の1/5=20%、
47歳の松橋にとっての1年は人生の1/47、つまり2%チョイに過ぎないというのがこの法則。
この加速感、マズイです。『赤いちゃんちゃんこ』が現実味をおびてきました。
年金の受給開始年齢引き上げにあわせ、赤いちゃんちゃんこ着用時期もスライドすべきではないでしょうか。(笑)
【今が大切と思ったことのきっかけ】
『今』を意識した半年間でした。
今夏、きっかけは休日の自宅の庭でおこります。
夏のぬける様な青い空とは裏腹に、
もやもやとしたネガティブな感情が分厚い雲のように自分を覆っていることに気づきます。
『何なんだ、このすっきりしない重たい気分は・・・』
ネガティブさに嫌気がさし作業の手を止めその思考の元になっている感情を客観的にひも解いてみることにしてみます。
過去に腑に落ちなかった出来事に様々な意味付を探しながら掘り下げている自分がいました。自分を正当化し、ひたすらそれを繰り返す行ったり来たりの思考の連鎖。際限なく、延々と何度でも何度でも。
草取りをしている自分とは全く別の思考が無限の思考力で一人歩きしています。冷静に自分を客観視すると自らが作っている分厚い雲のような思考に支配されていることに気づきます。
コントロールされていたんです。自らが作った思考の癖に。
言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい それはいつか運命になるから
マザー・テレサ
運命への道筋をひも解いていくと自身の思考へとたどり着く。
【今を充実させることに没頭すると幸せになれる】
思考の80%がネガティブなもので、そのうちの90%が同じ思考の繰り返しだといいます。
自分が作り出した思考の罠にコントロールされてしまっているわけです。
『過去は変えられるが未来は変えられない』こんな事が書かれていた本がありました。
もちろん過去の出来事は変えることはできません。
ただ、過ぎ去った出来事というのは意味付でしかありません。
その過去に意味をつけているのが自分だという事に気付けたなら、過去そのものを変える事ができるのです。
未来はどうでしょうか。形のない未来を変えることはできません。
ただ、未来が過去に変わった時、その意味付は変えられます。
人は『今』にしか生きる事ができません。
今、目の前で起きていることが人生のすべて。
この事に気付かず人は,過去や未来への意味付に苦しみます。
出来事そのものよりむしろその意味付に苦しむ自分に気付くことが大切です。
【「いま、ここ」に生きる。人生とは連続する刹那】
「われわれは『いま、ここ』にしか生きることができない。
人生とは、連続する刹那。われわれの人生は点の連続でしかない。」
『嫌われる勇気』 P264
真実は今この瞬間にだけ存在する。
すべては『今、ここ』でしか起こらない。
だから、
ベクトルを『今』に切りだそう。
すべてを『今』に投げ込もう。
心を『今』で埋め尽くそう。
すべてが『今』でしかないと気付けたなら、
生まれてきた『今』に感謝しよう。
『2016年、皆様にとって飛躍の年となることを祈願して』
平成27年12月29日
島崎建設株式会社
代表取締役 松橋第二郎。