中野市K様邸のリフォーム工事が完成しました。
【Before】
【After】
既存のブロック平板を撤去し、明るく高級感のある乱形の自然石を張りました。
玄関脇にアンティークレンガで縁取りした花壇をレイアウトし、植栽スペースを確保しました。
小さなスペースですが住む人の個性とか生活感といった「イメージ」が表現される空間になります。
生き生きとした植栽を目にする事は住む人の潤いある生活感を感じとる事ができ、
手つかずになってしまう状態は逆にマイナスのイメージを表現してしまう空間になってしまいます。
【Before】
ご家族の車が増える事につき前庭を駐車スペースに変更されました。
【After】
メーカーによって様々な呼び方がありますが「デザインコンクリート」といわれるジャンルのものです。
コンクリート打設後、ロール状の型紙を敷き詰めて色粉 で着色し、最後に型紙を剥ぎ取る事で石模様が作られます。
岩肌模様のゴムマットを押し付け、リアルな表面のテクスチャに仕上げます。
この過程を省く簡易的な仕上げもありますが質感に物足りなさを感じてしまいます。
K様邸の二軒隣に以前、弊社で外構工事をさせて頂いたお客様宅があります。
ご主人がワンちゃんのお散歩中に見かけたデザインコンクリートを気に入って頂けた事が、今回ご依頼を頂く切っ掛けになりました。
コンクリートが硬化を始めるまでの限られた時間の中でディティールに至るまでの完璧な仕上がりを要求されるデリケートな工法です。
途中で雨が降ってきたり、強風で型紙がめくれてしまったりと泣きたくなる様な修行を積んで参りました。
「うまくいったときには窓の外を見て、失敗したときには鏡を見る」という言葉があります。
失敗した時こそ結果に対する現状分析を欠かさない事の大切さを痛感する毎日です。
失敗は成功へのプロセスと考えられるとするならば、雨によってやり直しになった事も、強風で型紙が台無しになった事もスキルを高める事の必然の材料だったという事でしょう。