「与える人」こそ成功する時代。
本書によると人は3つのタイプに分かれるそうです。
✔ギバー・・・・・人に惜しみなく与える人
✔テイカー・・・・・真っ先に自分の利益を優先させる人
✔マッチャー・・・・・損得のバランスを考える人
長期的な視野で一番の成功を収めるのが
ギバー(人に惜しみなく与える人)であることを様々な事例を挙げて解説しています。
「与える事ばかりに執着していたら結局、損なんじゃないの?」
こんな疑問も湧いてきます。
ギバーには
他者志向のギバーと自己犠牲のギバーが存在し、後者が破滅に陥るタイプ。
自分の目的を考えず、文字通り自分を犠牲にしてしまうタイプです。
前者の他者志向のギバーとは
他人に与える事で自分の目的も達成できるタイプ。
例えば同じチームの野球のメンバーにバッティングスキルを教える事は
自分の時間を奪われ一見、損をしているかの様に感じますが
それによってチームのパフォーマンスが上がり全体のパイが大きくなる事で得をします。
散歩中の挨拶を当てはめてみます。
「道の反対側にいる犬がどうしても気になる我が家のワンコ」
【photo:松橋チャコ】
✔自ら挨拶しようとする人・・・ギバー
✔挨拶の意識が薄い人・・・テイカー
✔相手が挨拶をしてきたら返そうとする人・・・マッチャー
「あの人はいつも気持ちよく挨拶してくれる」
その人の印象が上がり、影響を受けた住人が挨拶を交わす習慣が連鎖する。
「あの団地の人たちは皆、明るく挨拶を交わしている」
という評判が町を明るくし団地の付加価値を上げていく。
与える人が成功するといったロジックは、その現象が起きるまでに時間を要します。
物事を長い目で見て捉えるという思考力が必要ではないかと感じます。
「情けは人のためならず、めぐりめぐりて己が為 」
分かりやすくまとめるとこんな感じかと解釈しています。
ところでチャコ、
「おまえはギバー?テイカー?それともマッチャー?」
ただ、
食べ物を目の前にした君は間違いなく
テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)だ(笑)
けど、
それ以外の君は
僕たちにとっていつも変わらない、ありのままのギバー(惜しみなく与える人)
かな。